こんなブログ名をつけておいて申し訳ないが、今回は野湯とか登山とかは一切関係ない話だ。
実は僕には世界で自分にしか出来ない技がある。
いや、正確に言うと「世界で自分しかやってない技」だ。なぜなら自分で14才編み出した後、あまりアピールをすることなく自分の中に仕舞ったままになっているからだ。
その技は「ノートを自由自在に操る」というもので、そのスポーツのことを「フリースタイルノートブック」と命名している。
突然何を言い出したのか、という話だが、ひとまずこの技を映像に納めたので動画を見てほしい。
どうだろう。
これが世界ランク一位のノートブックフリースタイラー(競技人口1人)である。
ごく少数の人にしか見せたことはないまま、開発から20年が経ってしまったが、こういう時代なので何か記録に残しておこうと思ったのだ。
基本的にはノートを空中でひっくり返しながら操る競技で、そのひっくり返し方でムーヴにいくつかのバリエーションがある。
このフリースタイルノートブックは「しあわせ家族計画」のシガーボックスというジャグリング的な課題からインスパイアされてノート用にアレンジしたものだ。
中学の試験勉強期間、勉強に飽きたミウラ少年が勉強の合間に練習していたらできてしまった。ムーヴの種類は当時から20年間変わらなかった。(追記:ここ数年で新たな技が生まれてきていますが。)
当時は大学ノートにかけて「カレッジ」という競技名だったが、5年ほど前に「フリースタイルノートブック」に名称が変更された。この誰にも影響を及ぼさない自分の中だけの名称変更を公に説明する日が来るとは思わなかった。
ある日、このフリースタイルノートブックをクラスで披露したらクラス内に一大ムーブメントが巻き起こった。クラスの男子がみんなやり始めたのだ。「これはとんでもないものを生み出してしまった」と思ったが、翌日登校するともう誰もやってなかった。あれは何だったのか。
考えるに小学生が遊びでやるには難しすぎた。失敗するごとにノートがどこかに飛んでいきボロボロになる。
そんなわけでフリースタイルノートブックのブームは1日で終わった。
その雪辱を晴らすために20年の時を超えて、せっかくなのでこのフリースタイルノートブックを普及するために今後行く先々で撮影していこうかと思う。年に一度動画をアップする予定です。
追記
2020年ver.がこちら。2021年は夏頃アップ予定です。
【フリースタイルノートブック2020】
2020年にフリースタイルノートブックがtwitter上で注目を浴びるきっかけとなった櫛野さんのインタビュー動画。105万回再生。こんなに多くの人に見てもらえることになるとは。中学の自分に教えてあげたい。
三浦靖雄さんは、14歳のとき、ノートを片手で自在に操る競技「フリースタイルノートブック」を考案した。以来、35歳の現在まで誰に見せるわけでもなく様々な技の習得に励んでいる。以前は「カレッジ」という名称だったが、昨年「フリースタイルノートブック」に改称。しかし競技人口は未だ1人だけだ。 pic.twitter.com/n4Befm7OKD
— 櫛野展正@クシノテラス (@kushinon) 2020年8月18日
また、j-castニュースさんからもインタビュー取材を受け、ノートへのこだわりやフリースタイルノートブックが話題になったことで起こった出来事を話しました。
【フリースタイルノートブック2021】
【フリースタイルノートブック2022】