前人未到温泉

秘湯どころじゃない、人類未発見の温泉(源泉)を探して”史上一番風呂”に入ります。

温泉を探すためにガスマスク買いました

「先駆者が誰もいないからノウハウ0 」問題

今や、何を始める時にもまずネットで情報収集するものだが、

当然のことながら

「山に分け入って新温泉を探す活動」をしている人は誰もいない。

 

【山で温泉を探す方法】でGoogle検索しても

↓ ↓ ↓

【検証】山で温泉を探すのって可能?彼氏は?出身校は?バストサイズは?

 

みたいなウザいアフィリエイトサイトさえ出てこない。

活動を始めるにあたってのノウハウがネット上にもない。

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噂の域の話をネットで調べて教えてくれる

とはいえ、

登山道を外れて山を歩くのは”何となく”でやるには危険すぎる。

なんたって登山道を歩いて登っていても、年間何人も亡くなっている。

どうすれば死なないか、自分で考えてみるしかない。

 温泉探しで死なないための装備ベストバイ

①GPS端末

これは登山道から外れる以上、文句なく必須だろう。

宝の地図があっても現在地が分からないと宝探しはできない。

 

ただ、今は山に登る人ならご存知と思うが

「登山用GPSアプリ」という便利なものがある。

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(例)登山用アプリ「YAMAP」

たとえ携帯の電波の届かない山の中でも

アプリを利用すれば現在地の確認ができる。

現在地と登山ルートの確認にとても便利だ。

 

しかもどのアプリも基本、無料で使える!

通常の山登りでも遭難を防ぐために

絶対に使ったほうがいい代物である。

 

実際、僕も登山では日常的に利用しているし、

機能としてはこれで全く問題ない。

みんな使おう。

 

ただ1つ弱点として、

アプリ起動中はログの記録のために

スマホのバッテリー消費がとても速くなる。

 

なので、登山に行く時はモバイルバッテリーを

複数持ち歩くようにしているのだが、

スマホのバッテリー切れリスクは少しでも

減らしたいし、何より荷物が重くなる。

 

というわけで現在地確認の機能をスマホから

切り離すため、念の為、GPS専用機を買った。

こちら、何と約4万円である。

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GPS端末 <Garmin eTrex 30x>

②火山性ガス探知機

山歩きの死亡原因1位は

「現在地のロスト(道迷い)」であり、

GPSの購入でこの対策は万全になった。

 

しかし温泉探しにはもう1つ、

死の危険が高いシチュエーションが伴う。

それが、火山性ガス中毒だ。

 

特に雪国の温泉地で定期的に発生する死亡事故。

火山性ガスの代表格として硫化水素があるが、

空気より重いためくぼみに溜まっていく。

冬季は雪が風よけとなってそのまま高濃度になり、

そこに立ち入った人が亡くなってしまうパターンだ。

 

冬に起こりやすいだけで、当然夏でも起こる。

ましてや、初めての山ではどこにガスが溜まりやすいかも分からない。

 

山で念願の温泉を見つけたと思ったらその場で死ぬ、というのは

「宝箱はミミックだった!」と同じシステムである。

 

それを避けるためには、こちら。

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そう、硫化水素探知機「トキシレイ3」である。

 

お馴染みの、という風に書いたが、

こんなコアすぎる機器にはレビューサイトも

なかったので、どれがいいのかは結構、勘だ。

 

「95dBの大音量」という

電車のガード下レベルのアラ―ムが鳴るそうなので

ヤバければすぐ分かるだろう。

 

こちら、2万円ちょっとである。

これで合計6万円以上かかっている!

 

ただこれは、あくまでガスを探知して音を出すセンサーであって、

命を守る手段としては、さすがに物理的に身を守る防具がほしいところだ。

 

それで、すでに本記事のタイトルでお伝えしたが、

ガスマスクを購入した。

③ガスマスク

ここで、ガスマスク購入に関するノウハウを、

皆さまにお伝えしておきたい。

ガスマスク購入を本気で検討した人でないと

得られない貴重なノウハウである。

 

★「ガスマスク」で検索して出てくるのは大抵、サバゲー(コスプレ?)用

数千円でかっこいいガスマスクもかなり売って

いるのだが、そういうのはレプリカなので

物理防御力は上がるがガス耐性は0だ。

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こういうレプリカは1000円台でも買える

 

アマゾンで探す際には、間違えないよう、

「研究・開発用品」

という今まで使用したことのないタグで

検索することをオススメします。

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一般人には縁がなかったタグ

★フィルターも買わないと効果ゼロ

どれを買うか検討するために性能説明を

見ていると、ある注意書きを発見した。

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これを見逃していたらヤバかった

「吸収缶」は別売りだと言うのだ。

吸収缶?

 

この時点でピンときた。

そう、ガスマスクは吸収缶(フィルター)

によって、どんなガスを防ぐか機能を

変えることができる。

 

逆にいえば、吸収缶がないとただのマスクだ。

 

ガス防除機能があるガスマスクの”本体”は

この吸収缶だったのである。

 

それを知らずにマスクだけ購入して、

硫化水素地帯で使用していたら死んでいた。

 

以上2点を踏まえて購入したのがこちら

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シゲマツ 直結式防毒マスク中濃度タイプ GM164

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シゲマツ 防毒マスク 直結式ハロゲンガス 酸性ガス 亜硫酸ガス 硫化水素用吸収缶


硫化水素用の吸収缶を同時に購入した。

ガスマスクと吸収缶で2万円強である。

 

この時点で全部で約9万円ほどかかったが

死なないためなので悔いはない。 

 

次はいよいよ、実戦演習。

実際に温泉に行ってきました 。